「一言」を伝え合う大切さ
2024-05-22
第8回
横浜共生会では入職3年目までの新任職員を対象とした法人内専門講座を通年で開催しています。
5月のテーマは「虐待防止について」でした。
講座内で2016年に起きた津久井やまゆり園事件の動画を視聴し、参加者同士で感想を話し合った際の「被告人に誰かの一言があれば結果は変わったかもしれない」という言葉がとても印象的でした。
私たちの仕事は虐待と常に背中合わせです。
支援者一人ひとりが倫理観を持つことはもちろん大切です。
しかしそれ以上に、自分自身が虐待を起こす可能性があることを自覚し、支援者間でお互いに指摘しあい共感しあえる関係・環境づくりが大切だと感じました。
悩んだ時に誰かに一言をもらう謙虚さを忘れず、不適切な場面で一言を言える風通しのよい関係を築くことが自分はきちんとできているだろうか?
とあらためて見つめ直す良い機会となりました。
【村井圭介】