パンフレット 機関誌

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2023年4月のひとこと

 温暖化の影響で桜の開花が早かったので、4月の辞令交付式迄持たないかと思いましたが、何とか満開の桜の下、今年度は、新規採用・昇格・異動等75名に辞令交付を行いました。

 3~4年前には定年退職者がほとんどいなかったのですが、最近は多くなってきて、再雇用を希望する方が100%となっています。
人生100年時代と言われる昨今、働くことで社会参加を続け、自分に合ったライフスタイルを考える時代になっているのでしょうか。いずれにしても経験豊富な職員たちが残ってくれることは、法人にとっても有難いことです。新規採用の職員も、これからそれぞれの配属先で様々な経験を積み、地域の福祉に貢献していくことでしょう。そのためにも人材育成をきちんと行い、成長を見守りたいと思います。

 新型コロナも5月には季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられます。
重度の障害のある方や高齢の方、医療的ケアのある方を支援する当法人としては、感染予防は引続き行いつつ地域の方々との連携や協働について新しい形を探っていきます。

 令和6年4月には、医療的ケアのある方向けの多機能型拠点を開所予定です。
コロナ禍やウクライナ情勢の影響を受けて現場は様々な困難を抱えていますが、この一年、開所に向けて取り組んでいきたいと思います。

2023年1月のひとこと

 明けましておめでとうございます。

 新型コロナ対応も四年目となりました。当初、感染症の専門家たちが、連日テレビなどで「風邪のウイルスだから心配いらない」と言っていたので、こんなに長期に亘るとは想像もしていませんでした。それでも、年始の箱根駅伝の応援には、びっくりするくらい大勢の人が沿道にあふれていて、人々の意識が少しずつ変化していることを感じますし、人が集まるイベントや行事なども徐々に増えているようです。
 しかし、最近、日本各地でインフルエンザも流行り始めているようなので、新型コロナとの同時流行も懸念されます。福祉介護の施設では、きちんと収まるまでは、法人一体で情報共有しながら感染予防対策を継続していきます。
 そして、北東部方面多機能型拠点(仮称)の建設がいよいよ始まります。医療的ケアのある方や支え手であるご家族等の思いを形にできるような、良い居場所づくりを考えています。

 戦火の中で冬将軍がやってきたウクライナの人々にも思いを寄せながら、世界が平和な世の中になるようにと願い、『地域と共に育ちあう』という法人の理念を実践し、常に困難を抱える人々に寄り添う支援を、本年も職員が一丸となって精一杯頑張ってまいります。

2022年4月のひとこと

 満開の桜が咲く中で、今年度も新しい職員を迎え、昇格や異動等66名に辞令交付を行いました。社会人の第一歩を踏み出した新卒採用職員は、緊張の面持ちで臨んでいました。
コロナ禍、自然災害、そしてウクライナ情勢など、人々の暮らしに暗い影を落としている昨今ですが、どんな世の中になっても、当法人の理念を大切にし、新たな歴史を刻んでいってほしいとの思いを込めて、一人ひとりに辞令を手渡しました。 これから、福祉の現場で様々な試練に出会うと思いますが、健康に気を付けてたくましく乗り切っていくことを願いながらの辞令交付式でした。

 横浜らいずと新吉田地域ケアプラザが開所して、ちょうど27年。
正門の桜も見上げるような大木となり、季節ごとに咲き誇り、法人の歴史を見守ってくれています。
世界の平和と、全ての人々が幸せでありますようにと祈りながら、今年度も新しい一歩を踏み出していきます。

2022年1月のひとこと

 今年も、新型コロナウイルス感染症の拡大は収まることなく明けましたが、新しい年を迎えられたことに感謝したいと思います。

 新型コロナ対応も三年目となり、職員たちのきめ細やかな対策が功を奏しているのか、今のところクラスターなど起こすことなく、事業も継続できています。
世の中は、リモートワークや在宅勤務など、働き方や仕組みも大きく変わっ たようですが、空気感染するかもしれないと言われ始めた「オミクロン株」の出現で、どこから感染するかもわからない状況の中、一人ひとりに向き合って支援を行う福祉の現場は、不安を抱え、戦々恐々としながらの事業継続です。

 首都圏には、間もなく「まん延防止等重点措置」も発出されるようです。
ここ数日、職員のお子さんの通っている保育園が休園になったとか、家族が陽性になったとかの報告が少しずつ増えてきています。不安な毎日がこんなに長く続くことは、体だけではなく心までをも蝕んでいくような気がします。

 『地域と共に育ちあう』ことを理念に掲げ、常に困難を抱える人々に寄り添う支援を今年も変わることなく、職員が一丸となって皆様のご期待に応えてゆけるよう精一杯頑張ってまいります。
そして、一日も早く平穏な日々に戻ることを願い、今年一年の無事を切に祈ります。

2021年10月のひとこと

 長かった緊急事態宣言もようやく解除となり、この土日は各地の人出がどっと増えたというニュースが流れていました。
 当法人でも、真夏に戻ったかのような暑さの中で、港北区の施設を中心に、内定者向けの施設見学会を開催しました。
 しかし、今年もコロナ禍のため、各施設のイベントはほぼ中止か内部向けに縮小しています。地域の方々との出会いの場も少なくなり、本当に残念に思います。
 そんな中、丘の上診療所でのワクチン接種も進み、今月中には終了予定ですが、インフルエンザの季節も近づきつつあり、別の心配も出てきます。 重度の方が多く利用して下っている当法人では、感染予防対策を緩めるわけにはいかず、まだまだつらい日々が続くことになります。
 安心して生活ができるようになるのは、一体いつになるのでしょう。

 10月16日には、横浜らいず、花みずき、新吉田地域ケアプラザの3館で内輪のお祭りを実施する予定です。盛大な太鼓の音で、この1年半以上どこにも出かけられなかった入所系のご利用者さんが、少しでも気が晴れたらいいのですが・・・。

2021年7月のひとこと

 新型コロナの感染拡大は、いまだ収束を見ないまま今年も半分が過ぎました。

 ようやく、令和2年度の事業報告や決算報告も済み、ワムネットに現況報告書や計算書類のアップロードも終わりましたが、ほっとする暇もなく、丘の上診療所でのワクチン接種も本格的に始めています。若い職員が多く、交代勤務の中で調整するのはなかなか困難で、全員に接種できるまでには時間がかかりそうです。 この1年半の間、施設から感染者を拡大させるようなことはありませんでした。職員が予防策をしっかり守っているからだと、感謝しながらの毎日です。

 そして、19人もの障害のある方々が命を奪われた、津久井やまゆり事件から間もなく5年が経とうとしています。世間から忘れられたとしても、私たち福祉の道を歩む者は、決して忘れてはならない事件だと思います。 組織を司る立場としていつも思うことは、職場環境が健康でなければ、そこで働く職員たちの心身の健康を保つことはできないということです。幸い、当法人内の人権研修委員会等、職員一人一人が客観的に自分を見つめる意識を持てる仕組みづくりも様々あります。

 これからも、職員みんなが誇りをもって職務にあたれるよう法人の理念を実践していきます。

2021年1月のひとこと

 新型コロナの感染拡大が止まらない状況の中で新しい年を迎えました。

 一年前に、漠然と懸念していた新型コロナの感染拡大が、ここまで世界中の人々を巻き込んでいったことに改めて脅威を感じています。
新年になっても拡大が止まらず、感染者数が発表されるたびに驚く日々が続いています。首都圏には緊急事態宣言が発出されるようですが、リモートワークのできない医療職や介護職にとっては、不安の中で、ウイルスを持込まないように、拡大させないように予防策を講じて対応するしかありません。エッセンシャルワーカーと呼ばれる他の職業や、飲食業の方々なども大変なご苦労を強いられることになります。
人は一人では生きてゆけないものだから、こんな状況の中で、全く影響を受けない人は皆無ではないかと思います。

 今年は、困難な状況の中で始まりましたが、当法人は、『地域と共に育ちあう』ことを理念に掲げ、常に困難を抱える人々に寄り添う支援を心掛けてきました。今年も変わることなく、職員が一丸となって皆様のご期待に応えてゆけるよう精一杯頑張って理念を実践していきます。

 そして、全ての人々に一日も早く平穏な日々が訪れるようにと祈っております。

2020年10月のひとこと

 当法人では、新型コロナの感染拡大予防のために、職員が様々な予防対策を心掛け、今のところ感染者を出さずに8ヶ月以上が経ちました。

 秋に予定していた地域向けイベント等もほとんどが中止となり、楽しみにしていた方々には残念な結果となりました。でも、入所ご利用者にとっては、施設の中での長い長い自粛生活が続いていたので、せめて内輪で、密にならずにお祭り気分を味わうことはできないだろうかと考え、10月4日に横浜らいずと花みずき合同のミニおまつりを実施しました。テントを張りのぼりを立てて、昼食は焼きそばやカレー。綿菓子やポップコーンも職員が上手に作って気分を盛り上げました。。午後からは、トルン(べトナムの民族楽器の竹琴)の演奏会を2度に分けて開催しま した。まるで野外コンサートのように、花みずきの前庭で、秋風が金木犀の香りを運んでくる中での楽しいひとときでした。皆でトルンのやさしい音色を聞きながら、「人間が生きていく上では、こんな風に心を満たすものが必要なのだなあ」と、コロナで縮こまっていた心が秋空に広がっていくような一日でした。

2020年4月のひとこと

 新年度を迎え、新採用や昇格・異動等約60名の辞令交付式を行いましたが、今回の新型コロナウィルスの感染拡大を懸念して、小雨の残る中、窓を開け放ち、新採用と昇格職員のみを対象に短時間で実施しました。

 1月頃には、専門家と言われている人たちのコメントも「風邪のウィルスだから、日本は医療が進んでいるからそれほど心配しなくても」などと耳にしていたので、あっという間に世界中がこんな大変な状況になるとは思ってもみませんでした。

 私たちは、テレワークや遠隔での業務はできません。常に対面で、ご利用者の傍らに寄り添う仕事をしています。職員達には注意を促していますが、潜伏期間も長い新型コロナウィルスに、いつどこで感染していくのかはわかりません。インフルエンザ対策より徹底した予防策を講じつつ、一日も早く収束してくれることを祈るのみです。

 この4月、横浜らいずと新吉田地域ケアプラザはちょうど25周年を迎えました。正門横の桜は、今満開です。今回のウィルス騒ぎも人間が試されているのだと満開の桜を見て感じます。私たち人間も、地球上の生き物の一つであると。

2020年1月のひとこと

 令和になって初めてのお正月は、暖冬で始まりました。

 こうして新たな年を迎えられたことに感謝し、世界中の全ての人々にとって平穏な一年ででありますようにと祈念しております。

 今年は、オリンピックとパラリンピックが56年ぶりに日本で開催されることになり、世界中から性別・年齢・国籍等の違う多様な人々が集まってくることでしょう。しかし、新年早々、イランとアメリカの対立など心配の種もつきません。中国から始まった、新型コロナウイルス肺炎感染拡大も懸念されます。世界がグローバル化することで起こる様々な問題も、今後益々増えていくかもしれません。 どんな世の中になっても、当法人は、社会福祉法人として『地域と共に育ちあう』ことを理念に掲げて地域の福祉の発展に寄与してまいりました。

 これも、地域住民の皆様をはじめ、関係団体や行政の方々のご支援ご協力と、法人職員たちの日々の努力によるものだと思います。

 今年も、役職員が一丸となって皆様のご期待に応えられるよう精一杯頑張ってまいります。